皆さんこんにちは、せろです!
今回ポケモン剣盾シーズン27シングルバトルにおいて最終2桁順位で終わる事が出来ましたので、構築記事を書かせて頂きました。
使用構築の欄でレンタルPTも貸し出しています↓
結果
TN:SER0
最終順位:68位
最終レート:2020
TN:AKAR1
最高レート:1991
TN:PH0EN1
最終順位:宇宙
最高レート1929
最終レート:宇宙
使用構築
構築経緯
3ヶ月ぶりの新ルールは禁伝2体環境(通称GSルール)というダブル用に考えられたであろうルールをシングルで行うというなかなかカオスなルールでした。中盤までは環境を楽しみたくて色々な禁止伝説を試していました。
カイオーガジガルデ、ディアルガジガルデ、オーガザシアン、黒バドホウオウ等、全部で9種類の禁止伝説と組み合わせを試し、どの組み合わせだと何がきつく、どの組み合わせが上位で戦えるのかを探っていました。その中で既に相棒枠になっている黒バドを使いたいという気持ちが強く、そこを常に頭に片隅に置きながら考察を進めていました。
黒バドと1番相性の良いザシアンとの組み合わせはメタモンがきついので厳しいかなと思っていたのですが、そこを解消出来さえすば苦手な構築の少ない強い構築が組めると思い、黒バドザシアンで最終構築を組む事にしました。
黒バドザシアン以外のポケモンを採用するに至った経緯↓
の並びではメタモンにコピーがされてしまうと崩壊してしまうため、どちらにも切り返せる型のを採用。最終盤環境に増えていたミラー相手にも強く出る事ができました。
上記3体だとダイマを切り合ってカイオーガに勝てるポケモンが居ないためを追加。
カウンターを考慮した際に襷悪ウーラオス強く出られて、ザシアンに対して最悪後投げの選択肢を取る事のできるを追加。ザシアンバシャーモが苦手な地面の一貫も切れる事も大きかったです。
最後の枠は受けポケモンを牽制するためのを入れていたのですが、終盤はホウオウやイベルタルから入ってくる受け構築が多く選出する機会が減ってしまったので、ザシアン以外では安定して勝つのが難しいイベルタルとダイマを切り合って勝てる型のに変更。黒バドへの引き先となったり、ジガルデ軸に安定した立ち回りができたのでこの変更は成功でした。
使用ポケモン
バドレックス(こくばじょうの姿)@拘りスカーフ
特性:神馬一体
性格:控えめ
実数値:191(124)-×-125(196)-224(148)-121(4)-175(36)
技構成:アストラルビット/サイコショック/リーフストーム/トリック
H-B A実数値244(特化)のザシアンの+1巨獣斬87.5%耐え、特化珠ミミッキュの影打ちを確定耐え、A実数値197の珠ランドロスのダイジェットを確定耐え。
H-D C実数値177の珠サンダーのダイジェット確定耐え
C アストラルビット×2で珠ランドロスを珠ダメ込みで乱数
S 準速エースバーン抜き抜き抜き抜き(スカーフ黒バドミラー意識)
以前使っていた型よりも少し火力を落とし、耐久と素早さに努力値を割きました。
↓前期使っていた型
相棒枠。
スカーフ黒バドレックスといえば非ダイマ状態で相手のダイジェッターを上からの攻撃2発で倒す事が出来るのが魅力の1つだと思うのですが、それはほぼC特化でなければ実現しません。
この環境ではそのような動きで安定して勝つ事が困難だと思ったため、火力を少し落とす判断を下しました。今まで非ダイマで勝てていたポケモン達(CS珠サンダー、AS珠ランドロス等)の型のトレンドが耐久型へと移り変わってきていた事、また、禁伝が2枠になった事でダイジェット媒体を所持していない耐久値が高めな禁伝がダイマしてくる場面の方が多かった事が理由として挙げられます。
エースバーンと黒バドレックスが初手で対面した場合ですが、禁伝2体がダイマを切らずとも強い並び(黒バドザシアン等)に含まれていた場合のみアストラルビットで倒しに行っていました。
スカーフ黒バドレックスの他の魅力を挙げるとすれば、その耐久力を活かしたダイマックス性能の高さにあると思っています。あらゆる禁伝の攻撃を2耐えするため、こちらが相手を倒しきれない場合でも相手のダイマックスを枯らしたり、自身をスイーパーとして残す選択肢を取れたりと、柔軟な立ち回りが可能になります。
技構成についてはサイコショックの枠が選択になるかと思います。相手の禁伝とダイマを切り合った際のダメージでチョッキだと分かった場合にサイコフィールド+サイコショックでを落としに行くルートを取れた場面が何回かあったので(キュレムやパルキア等)個人的にはサイコショックで良かったかなと思います。
S実数値の175ですが、スカーフ黒バドミラーでは1回だけ上を取られました。他は全て上を取っていたので必ず抜きたいという方はSラインをもう少し伸ばしても良いのかなと思いました。
いつも通り最高の禁伝でした。
サンダー@ゴツゴツメット
特性:静電気
性格:図太い
実数値:197(252)-×-150(252)-145-111(4)-120
技構成:ボルトチェンジ/暴風/電磁波/羽休め
HB特化サンダー。
選出率はそこまで高くありませんでしたが、ガマゲロゲと相手のウーラオスが初手で対面した際にカウンターを撃たせないための抑止力にはなっていたと思います。実際に1回も撃たれませんでした。(特殊ゲロゲをケアする場合はそもそも撃てませんが)
電磁波の枠は途中まで熱風だったのですが、熱風を撃つ場面が以前より減っていたのと、あまりにも相手に電磁波を撃たれるため、ならば...と思い採用しましたが結局ほとんど撃ちませんでした。
ルギアに後投げして電磁波を透かし、逆に電磁波を入れる事で楽しんでいました。
バシャーモ@気合の襷
特性:加速
性格:意地っ張り
実数値:155-189(252)-90-×-91(4)-132(252)
技構成:起死回生/シャドークロー/カウンター/堪える
B < D
シーズン中盤で襷バシャーモにシャドークローを食らった事から思いついた型です。カウンターを使うバシャーモが環境にほとんどいなかったからか、ほぼ読まれずによく決まりました。
基本的には裏に置いて獲物を待ち構えます。終盤の環境に黒バドザシアンが多く、ラス1でどちらに対面したとしても勝てるという状況が多く作れました。相手がザシアンの場合は、タイプ相性上電光石火を選択する余裕は無いのでカウンター即押しでOKです。相手の黒バドレックスが襷だった場合でもシャドークロー→堪える→シャドークローで勝てます。また、相手のメタモンに黒バドとザシアンどちらをコピーされても切り返す事ができます。汎用性はありませんが、その汎用性の無さのおかげでバシャーモをコピーしてきた相手のメタモンにほとんど仕事をさせませんでした。
バシャーモが黒バド軸に対して投げられやすいポケモン(ガオガエン、ブラッキー、ハピナス、ラッキー、ポリゴン2等)が選出されていた場合は、他のポケモンをカウンターや起死回生で倒した後に裏に1回引いて残す事で詰めやすくなります。
その他にも
雨下ダイマ物理をカウンター→堪える→+起死回生で確定。
H252振りをシャドークロー+起死回生で確定。
HB特化ダイマをカウンター+起死回生で確定。
と活躍できる場面は多かったです。
サンダーとムゲンダイナには本当に何もできないので注意が必要です。
ポリゴン2@進化の輝石
特性:アナライズ
性格:冷静
実数値:191(244)-×-110-158(148)-130(116)-72
技構成:雷/冷凍ビーム/シャドーボール/自己再生
H-D 特殊イベルタルの特化珠ダイアーク+D1段階↓ダイアークをダイマ時98.4%で耐え
C 耐久無振りイベルタルをダイサンダー+エレキフィールド下のダイサンダーで確定、H252D116振りまでのジガルデを冷凍ビームで確定1発
イベルタルカイオーガ意識の雷、ジガルデランドロスドラゴン禁伝意識の冷凍ビーム、黒バド日ネクルギア意識のシャドーボール、ダイウォール媒体且つサイクル戦を意識した自己再生の4つの技構成にしました。
ガマゲロゲではイベルタルに安定して勝てなかった事もあり、考慮外から初手ダイマをして吹き飛ばす方法を考えていた所、この型のポリゴン2に辿り着きました。ダイマされなくても電磁波を嫌ってか初手挑発から入ってくるイベルタルも多く、多くのPTのプランを崩せす事ができたのではないかと思います。最終盤の上位に関してはイベルタルを初手に投げてくる人は少なくこちらの思い描いたプランにはならない事も多かったですが、ジガルデを迅速に処理できたり、バシャーモが投げにくい黒バド+受けの構築に対して黒バドの一貫を切れたり、黒バドゲロゲの並びで初手黒バドから入りたい場合に黒バド受けとして裏に置けたりとこの構築のパーツの1つとしての存在がかなり優秀でした。
ルギアにサンダーで麻痺を入れてからこのポケモンでシャドーボールを連打しているだけで勝てた試合もありました。
調整や技構成は検討の余地はあるかと思います。
ガマゲロゲ@命の珠
特性:すいすい
性格:意地っ張り
実数値:181(4)-161(252)-95-×-95-126(252)
イボガエル。
カイオーガ軸に対してのメタ枠として入れていたのですが、日ネクゼルネ、ホウオウダイナ等刺さっているPTも多く選出率は高かったです。カイオーガ軸のガマゲロゲ対策としてヌケニンが同居しているPTが終盤に多く見られたので岩石封じを仕込みました。初手で有利対面を作った際にヌケニンでガマゲロゲを見ているような並びは大体ヌケニンに引いてくるので魂のダイロックを撃って崩壊させていました。岩石封じはガマゲロゲのダイマが切れた後に裏の相手のダイジェットのS上昇を抑えたり、初手に来るミミッキュの皮を剥がしつつSを下降させる等使い所は思ったよりも多かったように感じました。岩石封じの枠はどくどくと迷いましたが、ダイマ時の1ターン目に択を間違えてヌケニンにダイマターンを全て枯らされてしまった試合があったのでダイマ中にヌケニンを処理できる岩技の採用に至りました。
ただ、ダイウォール媒体にもなるどくどくの方が汎用性は高いのかなとは思います。
ザシアン@朽ちた剣
特性:ふとうのけん
性格:意地っ張り
実数値:191(188)-242(236)-135-×-135-179(84)
S-ルギア意識の最速110族抜き
雑に崩す動きができたら良いなと考えていたため、できるだけAを高めに設定しました。
最大打点の巨獣斬、ディアルガヒードランナットレイや黒バド受けのポリ2ラッキーハピナスガオガエン意識のインファイト、サンダー禁伝ドラゴン勢意識でヌオーへの最大打点となる戯れつく、ホウオウカイオーガエアームド意識のワイルドボルトの4つの技構成にしました。見られる範囲を広くしたくてこの技構成になりましたが、終盤は速いザシアンが増えていたのもあってほとんど上を取られていたので、1番撃つ機会が少なかった戯れつくを切って電光石火でも良かったのかなと思いました。
黒バドが苦手なポケモンに対して強く、禁伝1匹環境の時の黒バドを使っていた時に辛かったポケモンに対してあっさりと勝てていたので爽快感が凄かったです。
雑に殴ってもとにかく火力が馬鹿なので、この環境では間違いなく最強のポケモンでした。
基本選出
おおよそ以下のような基本選出をしていました。
組み合わせが多いため、メジャーな並びだけ記載します。
vs黒バドザシアン
or
vsイベルザシアン
or
※ザシアンを通す立ち回りを意識
vsカイオーガザシアン
or
vsディアルガザシアン
or
vsホウオウダイナ
or
vs日ネクゼルネ
or
vs日ネクイベル
or
vsジガルデ全般
or
重いポケモン(並び)
単体できついと思ったポケモンはあまりいなかった。
最上位の使うイベルタル軸がきつかった。受け攻めの並びが多かったし、そもそも立ち回りが上手すぎて隙がなくザシアンを通しづらかった。
あとがき
新ルールの最初のシーズンで最終2桁を取れて良かったです。
1ヶ月間色々な構築を使い考察も沢山しましたが、最終的には1番好きな禁伝で使い慣れている黒バドレックスに落ち着きました。
新ルールということもあり、構築を考えていた時間が本当に楽しかった。
------ スペシャルサンクス ------
まどさん
通話ありがとうございました。運負けで1人で爆笑しててごめんなさい。
シングル&ダブルで2シーズン連続最終2桁おめでとうございます!
るんばさん
レイスポスを貸してくれてありがとう!(4回目)
親父窓の皆さん
ポケモン談義たくさんできて嬉しかったです。皆さんのおかげでモチベーションを保つ事ができました。これからもよろしくお願いします。
その他1月中に通話してくれた皆さん
楽しかったです。
仲良くして下さるFFの皆さん
いつもありがとうございます!
これからも精進していきたいと思います!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
質問等ある場合は、Twitter せろ(@SER0P0KE)までお願いします。
それでは、また!