皆さんお久しぶりです!せろです!
今回ポケモンSVシングルバトルシーズン14で最終67位という結果を残すことが出来ましたので構築記事を書かせて頂きました。
使用構築の項目でレンタルPTも貸し出しています↓
結果
TN:SER0
最終順位:67位
最終レート:2126
使用構築
構築作成経緯
藍の円盤で追加された新ポケモンブリジュラスのタイプ特性種族値技全てが優秀で、詰ませ・抜き性能共に高いスペックを有していると感じたため、このポケモンを軸に構築を組むことにした。
今回は詰ませ性能に焦点を当てての採用となるので、型は物理受けとした。
以下の弱みを考慮して、並びで役割を分担できるサイクル構築での運用を決めた。
①環境上位の物理アタッカーの多くがブリジュラスの弱点である格闘技や地面技を所持している
②特殊アタッカーとの撃ち合いに弱い
③メインウェポンをサーフゴーに半減されてしまう
当然の事であるが、基本選出の3匹を決める際は①~③の課題を潰す事を最優先とする。そこで考えた解決策は以下の通り。
①の解決策
弱点を補完できる(格闘技と地面技を半減以下で受けられる)ポケモンとして以下の理由でランドロスを採用した。
・特性の威嚇・対面操作技の所持でサイクル適性が高い
・ブリジュラスが打点を持てないサーフゴーに対して一致技で弱点を突ける
②の解決策
相手の特殊アタッカーと撃ち合える駒として、以下の理由でアシレーヌを採用した。
・ブリジュラスとランドロスに技の一貫水ウーラオスにタイプ上強い
・特殊方面の種族値が優秀で、ブリジュラスとランドロスの並びで厳しめなガチグマ等の特殊アタッカーに強い
・対面操作技を所持している
③の解決策
サーフゴーのメインウェポンに対して半減で受け出せるイーユイを採用する事で解決を試みた。実際にイーユイを投入してみたところ、サーフゴーの被選出率自体は下がったものの、軸となるブリジュラスと弱点が一貫している事で「並びでの補完」の観点で破綻していると感じた。実際苦しい展開になる事が増えてしまっていた。
そこで以下のルールを決める事で、サーフゴーの選出有無に関わらず最低限誤魔化しの効くサイクルを形成できるようにした。
・相手の構築にサーフゴーが居る時は、ブリジュラス以外の2匹はどちらもサーフゴーに強いポケモンを選出する
・基本選出以外の3匹のうち2匹は対面からサーフゴーに勝てるポケモンとし、①の選出の幅を広げる。尚、それらのポケモンはブリジュラスと弱点が被らないようにする
上記に加え、残りの枠に欲しい要素として以下の6点を挙げ、ラティオス、ハッサム、炎オーガポンの3匹を採用した。
①ドヒドディンルー等の低速高耐久ポケモンを崩せる
②眼鏡カミのムーンフォースへの後出投げができる
③クエスパトラやイエッサン等のギミックに投げれる
④イダイトウ入りへ投げれる
⑤初手に来るブリジュラスに対して投げれる
⑥キノコの胞子に耐性がある
ラティオス①
→ブリジュラスとの補完が良く、ランドロスの裏選出として選出しやすい
ハッサム②③⑤
→構築単位で弱めなカミに強く、サーフゴーにも対面から勝てる
炎オーガポン②④⑥
→構築単位で弱めなカミに強く、サーフゴーにも対面から勝てる。基本選出の代わりとして選出しやすい
こうして構築6匹の並びが完成した。
各ポケモンの詳細は使用ポケモンの項目に記していく。
使用ポケモン
ブリジュラス@食べ残し
テラスタイプ:フェアリー
特性:持久力
性格:腕白
実数値:193(220)-130(36)-187(156)-×-86(4)-117(92)
技構成:アイアンヘッド/ボディプレス/鉄壁/電磁波
努力値の調整意図:
H 16+1で食べ残し回復量最大効率
A 特化パオジアンの不意打ち確定耐え調整のハバタクカミをアイアンヘッドで確定1発
B 11n
S 麻痺した準速スカーフ100族を抜ける且つ、耐久振りの竜舞カイリューを大体抜けるあたりまで
基本選出その①
構築の軸にしてMVP。選出率は9割を超える。
テラスタイプは格闘技半減且つ、B上昇を貫通してくる悪ラオスや火力の高い悪テラス鉢巻パオジアンの技を受けるためのフェアリー。
特性・鉄壁とボディプレス、電磁波とアイアンヘッド、そしてそれらの技と食べ残しとのシナジーが良く、詰ませ・物理受けとして使う場合は個人的にこの技構成で完結していたと思う。
ランドロス@拘りスカーフ
テラスタイプ:飛行
特性:威嚇
性格:陽気
実数値:165(4)-197(252)-110-×-100-157(252)
努力値の調整意図:
A できるだけ高くしたいので極振り
S 準速スカーフ100族抜き(イーユイ、ウーラオス意識)、ミラー、鉢巻晴れウガツホムラ意識
基本選出その②
ブリジュラスとの補完枠。
ブリジュラスとの補完の相性が良い以外に無効にできるタイプが2つあり、特性の威嚇と対面操作技からサイクル適性の高いポケモン。構築のSラインが全体的に遅いのが気になっていたのでスカーフで採用した。
初手から水ウーラオスやオーガポンと対面した際は積極的にテラスを切っていった。
アシレーヌ@突撃チョッキ
テラスタイプ:炎
特性:激流
性格:控え目
実数値:187(252)-84-95(4)-190(212)-138(12)-84(28)
技構成:泡沫のアリア/ムーンフォース/クイックターン/アクアジェット
調整意図:
H-B A特化ランドロスの飛行テラバーストを確定耐え
C 激流アリア+激流A-1アクアジェットでH4振りランドロスが96.48%の高乱数1。激流アリア+激流アクアジェットでH4D4振りカミが確定。H実数値191のサーフゴーを泡沫のアリアで+激流アクアジェットで確定
H-D 特化カミの眼鏡ムーンフォースを確定2耐え。特化サーフゴーの眼鏡シャドーボールを確定2耐え。特化ガチグマのノマテラ珠ブラッドムーン+珠しんくうはを確定耐え
S 麻痺した最速100族抜き。60族意識のガチグマに抜かれない程度
基本選出その③
特殊アタッカーとの打ち合いを意識し、HCベースで調整した。
ブリジュランドの並びで厳しめなガチグマ等の特殊アタッカーと殴り合ってもらう。
最初は毒テラスタルだったが、炎オーガポンとのテラス択の回避とサーフゴーのゴールドラッシュへの耐性を付与したい意図があって炎テラスタルに変更した。正直どっちでも良いとは思うが、ハバタクカミのムーンフォースに対して耐性を付けられるテラスタイプが好ましい。
その他、イーユイ等の特殊アタッカーへのクッションとして後投げし、後攻クイックターンから有利盤面を形成するといった動きをよくしていた。
オーガポン@かまどのめん
テラスタイプ:炎
特性:型破り(面影宿し)
性格:意地っ張り
実数値:185(236)-172(132)-115(84)-×-117(4)-137(52)
調整意図:
H-B 特化ウーラオスの水テラス水流連打を確定耐え。A-1キノガッサの岩石封じを2連最高乱数以外耐え
H-D 特化眼鏡カミの眼鏡シャドーボールを悪テラス込みで2耐え。C176ツツミの眼鏡ハイドロポンプを確定耐え
S 準速サーフゴー抜き
A 余り。耐久無振りテツノツツミをウッドホーンで確定1発にできる程度
基本選出の補完枠。
ガチグマサーフゴーカミ等のスタンパに対して、基本選出のランドロスやアシレーヌの代わりに選出していた。初手キノガッサ入りに対しての明確な解答が無かったため、ランドロスのとんぼから受け出す事で誤魔化していた。
構築にハバタクカミがいない影響でカイリューの被選出率が高いため、受け出される事を想定してじゃれつくを採用した。炎タイプに対して打点が無いが、他のポケモンが打点を持っているので特に気にならなかった。
ラティオス@命の珠
テラスタイプ:鋼
特性:浮遊
性格:控え目
実数値:155-×-101(4)-200(252)-130-162(252)
技構成:サイコショック/波動弾/草結び/瞑想
調整意図:
C HB特化キョジオーン、HB特化ヘイラッシャを草結びで確定1発。H4振りハバタクカミをサイコショックで確1。
S 最速グライオン抜きにしたかったため準速。
低速高耐久の並びや受けループに出す枠。
炎オーガポンで対応が難しくなっていたディンルー入りの対面構築に対しても初手から投げていた。
サイコショックも草結びもほとんど読まれる事なく、イージーウィンを量産していた。
ガチグマと対面した際にテラス+瞑想から入る事により、相手のテラスの確認してから技を決める事ができた。瞑想を積んでガチグマを突破し、裏のブエナカミのシャドーボールを耐えつつサイコショックで落とした試合もあった。
受けループに対しては、テラス瞑想→ハピナス対してサイコショック→悪テラスに合わせて波動弾を撃つ事で降参を貰っていた。(そもそも最終日付近で受けループに2回しか当たらなかったのでサンプル数不足かも)
ハッサム@オボンの実
テラスタイプ:悪
特性:テクニシャン
性格:意地っ張り
実数値:175(236)-176(76)-131(84)-×-113(100)-87(12)
調整意図:
H 16n-1
A 11n、A特化パオの不意打ち耐え調整のハバタクカミをバレットパンチで確定1発。悪テラスはたき落とす+インファイトでH振りポリゴン2を確定で落とせる
H-B 陽気鉢巻ウーラオスの水テラス水流連打をオボンの実の回復混込みで確定耐え
H-D 特化眼鏡カミの眼鏡シャドーボールを悪テラス込みで2耐え。C176ツツミの眼鏡ハイドロポンプを確定耐え
S ミラー意識の12振り(とんぼがえりを採用していないため下から動く必要が無い)
ギミック系統の構築に投げやすく、構築単位で不安のあるカミにも強めな枠。
対面+ブリジュラスのような並び且つ、炎オーガポンが居ない時には積極的に初手から投げていた。また、クエスパトラ入り、ポリ2入りのトリルギミック等にも投げていた。とんぼがえりが欲しい場面もあったが、この構築の補完枠としてはこの技構成が最適解だったと思う。
選出
おおよそ以下のような基本選出をしていました。
♢基本選出(BIG6系統のスタンパに対して)
ランドロス+アシレーヌ+ブリジュラス
アシレーヌ+ブリジュラス+炎オーガポン
ランドロス+ブリジュラス+炎オーガポン
※体感8割くらいはこの選出パターン
♢ブリジュラス入り対面(炎オーガポンなし)
♢イダイトウ入り対面(トリル要素なし)
ハッサム+ブリジュラス+アシレーヌor炎オーガポン
♢ディンルー入り対面
♢ディンルードヒドイデ(イーユイ入り)
♢ディンルードヒドイデ(イーユイなし)
ラティオス+ブリジュラス+炎オーガポン
♢vs受けループ
ラティオス+ブリジュラス+炎オーガポン
♢ギミック(クエスやカシラ)
ハッサム+ブリジュラス+アシレーヌ(順番は並びによって決める)
きつかったポケモン
・眼鏡サーフゴー
・速い眼鏡ブリジュラス
・毒テラスのキョジオーン
・イエッサンとシカのギミックのやつ
おわりに
今期は環境も変わる良い機会なので、やれる事は全てやろうという強い決意を持ってランクマに臨みました。出退勤時の電車の中ではひたすらダメ計を回して調整を考え、仕事で疲れてランクマができない日には配信者の配信を見ながら寝落ちするなんて事もありました。その結果かどうか分かりませんが、レート2000到達時、レート2100到達時、そして1/31を迎えた時点でも1桁順位をタッチする事ができました。
仕事も忙しく、結構しんどい1ヶ月でしたが、終わった今はちょっとした充実感を感じています。今期とは断言できませんが、またしっかりと取り組み、もっともっと良い結果を残せるように頑張ります。
P.S. 最終日に物凄いスピードでレートを上げていく最上位勢の方々を見て、違う世界の出来事に感じてしまった自分は実力的にも体力的にもまだまだなんだなと思いました。
質問のある方は、Xのアカウント(@SER0P0KE)までお願いいたします。