皆さんこんにちは、せろです!
今回ポケモン剣盾シーズン24において、2ROM最終2桁を獲る事が出来ましたので、久々に構築記事を書かせて頂きました。
使用構築の欄でレンタルPTも貸し出しています↓
結果
TN:PH0EN1
最終順位:65位
最終レート:2008
TN:AKAR1
最終順位:93位
最終レート:2001
使用構築
構築経緯
相棒のリザードンは確定...のはずでしたが、1番相性の良いはずの禁伝枠のザシアンを使うのが下手クソ過ぎて全然勝てなかったので断念。ダイマ無しルールの時に少し使っていて1番使用感が良かった黒バドレックスを軸として構築を組む事にしました。
・なぜスカーフ?
ダイマックス適性の高い耐久のある黒バドレックスを使いたかったというのが1番の理由です。僕自身があらゆる場面で柔軟にダイマックスを切りたいタイプというのもありますし、他のステータスを削ってまで耐久に振ると火力が微妙に足りなかったり、″ザシアンより速い″という大きな利点も損なわれてしまう事が嫌でした。ですので、素早さと火力を落とさずに耐久に多く努力値を割く事のできるスカーフを選びました。スカーフメタモンに対しても最悪同速勝負を仕掛けられる点も魅力的に感じました。
イベルタルに強めなバンギラスと組ませたいと考えていた為、サイクル中に砂ダメで削れる可能性が高い襷は候補から外しました。
使用ポケモン
バドレックス(こくばじょうの姿)@拘りスカーフ
特性:神馬一体
性格:控えめ
実数値:195(156)-×-113(100)-236(236)-121(4)-172(12)
技構成:アストラルビット/サイコショック/リーフストーム/トリック
技構成は異なりますが、調整自体は以下より拝借しました。
※ぽけっとふぁんくしょん様に纏められていた記事の中から参考にしました。
引用元の本人がどなたか分からず未だ掲載の許可が取れていません。不都合であれば引用は取り下げますのでお申し出頂ければと思います。
引用元に書いてありますが、以下にもまとめておきます。
H-B A実数値222のザシアンの+1の巨獣斬最高乱数以外耐え
無補正ランドロスの珠ダイジェットを最高乱数以外耐え
H-D 無補正サンダーの珠ダイジェットを最高乱数以外耐え
S準速エースバーン抜き
火力も耐久もSラインも絶妙で最高の調整だと思います。
ダイマを切らずに相手のダイマ珠サンダー、ランドロス、エースバーン等を倒せたりする(サンダーに関しては珠ダメと合わせて確定となるので最悪相討ち)ので、相手の描いている試合プランを大きく崩す事ができ、こちらが裏から詰めていくプランを立てやすくなります。
黒バドレックスは耐久が無いと思われているので、ダイジェットで突っ込まれる事が多かったです。大体のダイジェッターは準速のエースバーンより遅い事が多いので、沢山の試合で上から2発のアストラルビットを叩き込んで、有利な盤面の形成に大きく貢献してくれました。
また、アタッカーとしてではなく、相手のやりたい事を妨害する為の飛び道具として使うこともありました。
例えば相手のポケモンがオーロンゲ等の壁展開要員だったり、ひたすら積んでくる可能性があるルギア等だったりする場合は、トリックでスカーフを押し付けて行動を制限させます。
特にルギアはH振りだけでもマルスケ込みでアストラルビットを余裕で耐えてくるので、電磁波から積みの起点にされてしまいます。弱保持ちも一定数いますので抜群技だからと言って闇雲にアストラルビットを撃たずに裏で処理する事を心がけました。
技構成ですが、僕はこの4つが使いやすかったです。特に草技は必須級だと思います。CSカイオーガならダイマを切り合った時にダイソウゲン+GF下ダイソウゲンで倒せますし、バンギで黒バドを見ている受け構築全般はこいつで崩す事前提で立ち回っていたので外せませんでした。最終盤の上位はチョッキカイオーガの方が若干多かった気がするので安定はしませんでした。
技の優先度としては
だと思います。
後は砂下の準速すなかきウオノラゴン、準速レジエレキ、雨下のすいすい準速ガマゲロゲを抜けて上から叩けるのは偉過ぎました。
本当に最高の禁伝枠でした。
サンダー@ゴツゴツメット
特性:静電気
性格:図太い
実数値:197(252)-×-150(252)-145-111(4)-120
技構成:ボルトチェンジ/暴風/怪電波→熱風/羽休め
悪ウーラオスへの後出しを考えてHB極振り。
怪電波は主にラプラスへのダイマ枯らしに使っていましたが、裏のウーラオスまで考えたら、ウーラオスのインファイトでラプラスを処理してからサンダーのダイバーンでザシアン処理しをするルートを取った方が賢いなと思ったので、最終日3日前くらいにダイバーン媒体の熱風に変更しました。
選出率は1番低かったですが、地面の一貫が切れる&ウーラオスに後投げできる駒は必ず必要だったのでPTからは外せませんでした。
エースバーン@命の珠 ※キョダイ個体
特性:リベロ
性格:意地っ張り
実数値:155-184(252)-95-×-96(4)-171(252)
技構成:火炎ボール/飛び膝蹴り/飛び跳ねる/ギガインパクト→不意打ち
B < D
不意打ちのリーチを出来るだけ伸ばしたいため特化A極振り。
よく居る準速珠アタッカー。
黒バドをポリ2で見ている構築に対してウーラオスと合わせて牽制する枠です。
サンダーのゴツメで襷を剥いだ悪ラオスをダイジェットの餌にしてザシアンごと狩っていました。
サンダーがバンギドリュウズ黒バドあたりで問題なく処理できていたので、ダイアタックを撃つ場面がほとんどありませんでした。なので、珠ドラパルトに対して打ち勝てるダイアーク媒体の不意打ちを代わりに採用。
この変更は成功で、珠不意打ちがあまり警戒されないのか刺さる場面が多かったです。トリル構築やスカーフカイオーガ、また黒バドをコピーしたメタモン相手によく撃ち、不意打ちのおかげで拾えた試合もありました。
黒バドをメタモンにコピーされてもこいつで切り返せると思ったら気が楽でした。
バンギラス@脱出パック
特性:砂起こし
性格:意地っ張り
実数値:201(204)-193(172)-132(12)-×-133(100)-84(20)
技構成:ストーンエッジ/噛み砕く/馬鹿力/電磁波
B 陽気イベルタルの珠ダイスチル確定耐え。
B < Dになるように調整。
S 麻痺状態の100属抜き。HDバンギラスの上を取れるように意識。
岩技はロックブラストではなく、イベルタル意識でストーンエッジを採用。サンダーに対しても大きな打点となりました。たまにダイマックスを切っていたのでダイウォール媒体としても使え、後続のサポートができる電磁波を採用。
最初はHAベースで使っていたのですが、イベルタル対面で特殊耐久が若干足りないかなと感じたので少しだけDに割きました。(イベルタルが強すぎる)
バンギラスはタイプや耐久は優秀なのですが、如何せん対面操作技が無いため、ウーラオスやウオノラゴンの後出しをされてしまうと簡単に相手視点での有利盤面を形成されてしまいます。
そこで採用した持ち物が脱出パックです。ダイマなし環境では稀に見かける事もありましたが、今の環境では見る事が少なくほぼ警戒されませんでした。
ダイマ環境では「相手のステータスを下げる」ダイマックス技がいくつかあります。それらの技に後投げするだけで砂下ドリュウズを無償で着地させる等強い動きが可能なので、試合プランが立てやすかったです。
有利対面での1手目はほぼ馬鹿力を押していました。
ウーラオス(連撃の型)@拘り鉢巻
特性:不可視の拳
性格:陽気
実数値:175-182(252)-121(4)-×-80-163(252)
構築単位で悪ウーラオス、ミミッキュ、ランドロスがきつかった&PTに必須とも言える水枠が居なかったので採用。
黒バドとの補完がよく取れていて選出率も高かったです。
最初は悪ウーラオスの特化暗黒強打+インファイトを耐える耐久型で採用していましたが、構築で苦手なポケモン達(ランドロス、悪ウーラオス、ミミッキュ)に上を取られる事が多かったので最速にしました。
冷凍パンチは拘り読みでインファイトを受けにきたカイリューやドラパルト、ランドロスをダイアイスで分からせる為に採用。
体力が残り少なくても安易に切らず、アクアジェットでスイープすることを頭に入れて立ち回っていました。
ドリュウズ@気合いの襷
特性:砂かき
性格:意地っ張り
実数値:185-205(252)-81(4)-×-85-140(252)
本構築のMVP。
困ったら選出していたレベルで多くの試合に選出していました。
ここまでの並びで辛いゼルネアスに対して強いのは勿論、襷を持つ事で珠サンダー、ザシアン、エースバーン、レシラム、ホウオウにも強く出れるのが優秀でした。襷を盾に強引に積んで全抜きしたり、襷以外の持ち物が考えられなくなるくらい活きた試合が多かったのです。何より行動保証がある事でどのPTにも躊躇無く出せるという所が個人的には1番良かった所かなと思います。全抜き性能も高いので皆さんもお試しあれ。
後は数自体はそんなに居ませんでしたが、最速ウオノラゴンよりもSの実数値が1高く、砂かきであろうが上から殴れるのは偉かったです。
FFのガーダシルさん主催のガラルユナイト2nd(冠ルール)にて全く同じ型のドリュウズを使っていたのですが、試運転をするためのカジュアルバトルでカイリューサンダーザシアンをこのポケモンで3タテして勝ってしまったので、禁伝環境でもやれると思い採用に至りました。仲間大会は気づきも多くて出得ですね。
基本選出
おおよそ以下のような選出をしていました。
vsザシアン(ラプザシアン、ザシアンウーラオス)
水ウーラオス+サンダー+エースバーンor黒バドレックス
・ラプザシアンの場合は水ウーラオスのインファイト×2でラプラスを処理してから、次に出てきやすいザシアンに対してサンダーでダイマを切ってダイバーン連打で処理します。壁があっても雨が降っていても、ダイバーンを連打してたらそのうちザシアンはしにます。
vsザシアン(ザシアンポリ2)
・大体ザシアンから入られて裏にポリ2というパターンが多かったですが、即ポリ2引きという試合はあまりなかったので初手はアストラルビットが安定です。2ターン目にポリ2に引いてくる人が体感9割以上だったのでウーラオスで釣っていました。相手がポリ2で無理やりダイマを切ってこない限りは大体そこで試合は終わっていました。
vs日食ネクロズマ
黒バドレックス+水ウーラオス+ドリュウズorエースバーン(ほぼドリュウズ)
・露骨な黒バド対策のポケモンが入っている事が多かったので、黒バドを通す事は意識せず、裏の高火力アタッカー2匹で日食ネクロズマ1匹を処理するようなイメージで立ち回っていました。珠サンダーで初手ダイマを切ってくる構築も多かったので、初手は黒バド投げが安定でした。
日食ネクロズマ本当に硬かった。
vsイベルタル
・物理イベルタルでは無いことを祈りながら初手にバンギラスを投げて馬鹿力を選択していました。特殊受けやドヒドイデの前で剣の舞を積んでイベルタルごと貫いていました。
いや、貫ぬかれた試合の方が多かった。
vsカイオーガ
黒バドレックス+水ウーラオス+エースバーン
・最終日前日と最終日は黒バドを初手に投げてダイマしていました。裏から出てきやすいミミッキュには大体シャドークローを撃たれていたので、ウーラオスの後投げが安定していました。ミミッキュを処理できれば黒バドでスイープすることもできたので、雑に切らないように心がけていました。
vs黒バドレックス
・相手の初手には黒バドが来やすかったですが、バンギラスを初手に投げてしまうと相手の黒バドの襷を潰せずに逃げられてしまうので、バンギラスは後から投げていました。前が見えていないので黒バド対面ではノータイムで馬鹿力を押していました。
vs白バドレックス
水ウーラオス+黒バドレックスorバンギラス+エースバーンor ドリュウズ
・ウーラオスで大きく削り、裏でダイマをして処理することを心がけていました。エースバーンよりもドリュウズの方を多く選出したと思います。
vsゼルネアス
・基本的には黒バドから入っていました。初手に壁貼り役が来た場合はトリックを押して行動を制限することでドリュウズの起点にし、ゼルネアスごと貫いていました。襷だったので気合玉でワンパンされる心配もなく安定した試合運びができました。
vsゼクロム
・黒バドとゼクロムが初手ダイマを切り合ったった場合、チョッキ以外はほぼ打ち勝てます。裏からよく出てくるメタモンには同速勝負を仕掛けられ、万が一負けた場合でもエースバーンの不意打ちで処理できていたので、ゼルネアス軸同様に有利な試合が多かったように感じます。
vsホウオウ
・ホウオウ+物理受け+特殊受けの選出をされる事が多かったですが、自分が選出する3匹が構築単位で有利だった印象が強く、負けた記憶が無いくらいでした。
vsルギア
・バンギラスでルギアに電磁波を入れたり、黒バドでルギアにスカーフを押し付けたり、とにかくルギアに好き勝手させないように邪魔をすることばかり考えていました。
スカーフをトリックして、ドリュウズの起点にして勝ちみたいな試合が多かったです。というかルギア軸には3回くらいしか当たってないので盛りました。すみません。
vsディアルガ
・ディアルガ軸は全て↑の選出をしました。対面的な試合が多かったですが、勝率はかなり良かったと思います。
vsムゲンダイナ
・僕が当たったムゲンダイナ軸は受け寄りの構築が多かったのでバンギラスとセットで出てくる事がほとんどでした。ウーラオスバンギラス対面になった時はほぼムゲンダイナが受け出しにくるので交換読みで冷凍パンチを撃ち込み、次のターン自己再生を押させて黒バドを無償で着地させていました。そのサイクルを繰り返す事でバンギラスを疲弊させ、頃合いを見てダイソウゲンを撃って詰めに行っていました。
vsジガルデ
なんかよく分からないけど選出画面から鬱になったのだけは覚えてる。
苦手なポケモン
★物理イベルタル
無理。
ウーラオスを選出していない場合且つ、ドリュウズを通したい場合、めちゃくちゃきつい。
★ドラパルト
ダイマされてもきついし不意打ちされてもきつい。
アストラルビットが効かない高耐久ポケモンってだけできつい。
あとがき
最終日前日まで3ROM2桁に居たので構築自体は強かったと思います。(3ROM目は最終日出落ちして最終314位で終了)
ここ数ヶ月に関してはプライベートの方に多く時間を割いていたので、ちゃんとポケモンに向き合えていませんでした。
今期は何がなんでも結果を出したく、不退転の覚悟でポケモンに臨んでいたので、2ROM最終2桁という結果を残せてホッとしています。
色々なディスコ窓に所属しているという利点を生かせずに1人で黙々と考察と調整を繰り返していたので、今期以降は仲良くして下さる皆さんと楽しく構築相談やポケモン談義に花を咲かせたいと思います。
------ スペシャルサンクス ------
まどさん
フレ戦ありがとうございました!いつもたくさん話をしてくれて楽しい時間を過ごせてます。スペサン皆勤賞おめでとうございます!!
るんばさん
レイスポスを貸してくれてありがとうオリゴ糖!
対戦考察?ポ通窓の皆さん
最終日励まし合いながら潜れて嬉しかったです。
社会人飲み窓の皆さん
いつも楽しい時間をありがとうございます。また飲みましょう。
その他11月中に通話してくれた皆さん
楽しかったです。
仲良くして下さるFFの皆さん
皆さんが宝物です。
これからも精進していきたいと思います!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
質問等ある場合は、Twitter せろ(@SER0P0KE)までお願いします。
それでは、また!